将来のお金が心配…
着実に貯金をしたい…
もうこれ以上、お金を使うようになったらマズイかも…
これらを解決する重要なことの一つとして生活水準があります。
収入が一気に上がればよいですが、そう簡単にはいかないですよね。
本記事では、筆者が社会人10年強、ほぼ生活水準を上げないことで得られたものと、生活水準を上げない方法についてご紹介します。
生活水準を上げない方がむしろ豊かだということが分かりますので、不要に生活水準が上がってしまうことを避けられるでしょう。
生活水準を上げない方がよい理由
生活水準を上げないに越したことはない。
そう思う方は多いかと思います。
今一度、なぜ上げない方がよいのか。
その理由をよく知っておけば、不要に生活水準を上げてしまうことを避けられるようになりますので、次の2点は確認しておきましょう!
上げた生活水準は戻しにくい
あちこちで言われていることですが、やはりその通りで一度生活水準を上げてしまうとなかなか、元には戻せません。
その理由はシンプル。
生活水準が上がれば、それが普通になるから。
快適な習慣を辞めるのはかなりの努力が必要なので、生活水準は上り階段となりやすいです。
また、高い生活水準が自分のステータスとして働くケースもあります。
分かりやすいところで、高級車やハイブランドの衣服など。
自分はそれを手にするだけの収入や地位があると思っている(もしくは周りからそう思われている)からこそ、それを手放すことはなかなか受け入れられません。
プライドが邪魔をするというやつですね。
借金をしてでも、その水準を維持したくなるという話もしばしば耳にします。
上げることが悪いわけではありませんが、必要性をよく考えて簡単に上げないようにしましょう。
際限がない
生活水準は上には上があるので、際限がありません。
とくに注意したいのは、
- 身の回りの人の水準に合わせようする
- 人から羨ましがられたい
といって生活水準を上げてしまうことです。
他人を基準にしまうと、対象とする人やその数によってはどんどん上がってしまい自分に不相応な暮らしをしてしまうことになります。
自分が基準でないため、これらで満足感が得られても一時的なものにしかなりません。
自分自身が満足できるところで留まれることが大切です。
生活水準を上げることと、生活の質(QOL)を上げることの違い
生活水準を上げる
生活の質を上げる
非常に似た言葉ですね。
ですが、意味は大きく異なります。
生活水準とは
支出の額やその内容(住宅・衣料・教育・レジャー・貯蓄など)によって生活の程度を測るもの。
つまり金額で表すことでき、生活していく上でのランニングコストとも言えます。
生活の質とは
自分らしく生きがいを持てているか、満足であるかを評価するという考え方。
精神的なことであり、金額では表せないものになります。
よくQOL(Quality Of Life の略)と言われていますね。
このことから、生活水準は上げずに生活の質を上げることが大切と考えており、本ブログのコンセプトにもなっています。
生活水準を上げずに生活して得られたもの|メリット
30歳までで1,000万円以上貯金ができた。
給料が上がっても生活水準をとくに変えず地道に積み上げた結果、30歳までで1,000万円以上貯金することができました。
生活水準を変えなかっただけなので、特別苦労したという感覚はありません。
不便したのでは?と思われるかもしれませんが、必要な物は必要な時に買っています。
必要なものを買うだけなら、貯金にそんなに影響しません。
不便もなく、貯金もできたのでむしろ満足しているくらいです。
お金に関する不安や不満がなくなった
よく老後の不安について耳にしますが、生活水準を保ってきたことでそういった不安もなくなりました。
30歳までで1,000万円以上貯められたので、40歳・50歳となっていっても相応に貯めていける算段ができます。
加えて、生活水準を上げなかった分の一部は投資にも回すことで、さらに資産も増やせています。
必要なものを我慢することもないので、不満もありません。
あるのは安心感。
お金を貯めて、増やすことのできる力が身に付けられたからことが大きいと思っています。
投資に興味はあるけど、なかなか一歩踏み出せていないという方に、私が投資を始めるきっかけとなった書籍をご紹介します。
投資について対話や図解で分かりやすく作られているものです。
始められなかったことがスタートできたならば、十分に価値はあると思います。
自分が満足できる水準が分かる
生活水準を維持して長年過ごしてきたので、今の暮らしで十分満足できるということが分かりました。
生活水準上げることで満足した場合、次は今より上の水準のものを得ないと満足できないようになってしまいます。
これを続けてしまうと本来満足できる水準と実際の生活水準との差が開いていき、自分にとって何が大切であるか気が付けなくなってしまうのです。
私が実践した生活水準を上げない方法
先取り貯蓄
お金が浮いたら貯金するのではなく、先に貯金することが大事。
浮いたお金というのは、自分のさじ加減で変わってしまいます。
ちょっと贅沢してしまおうと思ったら浮くお金は減りますよね。
そのちょっとの贅沢が快感で癖になってくると生活の水準を上げてしまうことになります。
ですので先に決まった金額を貯金してしまうことが、生活の水準を上げないことにつながるのです。
私は新卒入社から10年以上、財形貯蓄をやっております。
着実にお金も貯まりますし、生活水準を上げないことに一番寄与したものと感じています。
財形貯蓄でなく、積立投資を行うことができれば、より効率的な資産形成になると思いますのでオススメです。
私は財形貯蓄も積立投資も設定だけして、そのまま放置。
気付いたらまとまった金額になってました。
一旦ミニマムを経験する
物を手に入れることで満足できると考えて、物を必要以上に増やしてしまうと
何が自分とって必要なものか、そうでないのか見えなくなってしまいます。
そんな時に、断捨離は本当におすすめ。
一時的でもミニマリストになってみましょう。
長年眠っているものもきっと多いのではないかと思います。
一度ミニマム状態を経験することで初めて、自分に必要なものはこの程度(思っているよりずっと少ない)というラインを知ることができます。
そのラインを実感することができれば、物を増やせば満足するといった感覚もなくなります。
私はこれまで3年に1度程度、引っ越す機会があり都度ミニマム化していました。
引越し時はとくにチャンスです!
他人の生活水準は気にしない
生きていく上で、他人と比較すること自体を避けるのはなかなか難しいと思いますが、
生活水準の比較は、あまり良い方向に働かないので気にしない方がよいです。
自分より水準の高い人をみて羨ましい気持ちになり、「あの人がそうなら自分もそれくらいやってもいいだろう」といったことで生活水準を上げてしまう。
もし、本来必要でないのに見栄などで上げてしまったとしたら非常にもったいないです。
満足度の低いランニングコストを支払うことになりかねないので、とにかく他人の水準は気にしないことが重要です。
お金の出入りを把握する
お金の出入りがどのようになっているかは最低限把握しておくべきだと思います。
住居や光熱費、通信費など大どころの固定費で、自分に合っていないものを選んでいないか。
日々の支出で、贅沢が常習化していないか。
私は、財布に入れる現金を少なくするなどして把握するようにしていましたが、今はマネーフォワードMEという家計管理アプリがとんでもなく便利。
銀行やクレジットカード等と連携してお金の出入りをまとめて確認できるので、家計が手間なく明確になります。
これは使った方が良いです。
まだ使っていない方は、すぐにダウンロードしてしまいましょう。
ストアでアプリをダウンロード生活水準を上げない方法|まとめ
生活水準を上げない方法として
- 先取貯蓄
- 一旦ミニマムを経験する
- 他人の生活水準は気にしない
- お金の出入りを把握する
をご紹介させていただきました。
私もこれまでにブランドものや高価なものを買ったことがないわけではありませんが、そういったものよりも生活水準を上げないでこれた事に価値を感じます。
高い生活水準も、余裕をもって維持できるなら豊かかもしれませんが、生活水準が高い=満足度が高いというわけではありません。
生活水準を上げなくても満足できるということを、よく分かって暮らしている方がむしろ豊かであると思います。
生活水準でなく、生活の質を上げることで充実した毎日を過ごしましょう!
最後に
これまでに生活水準を上げない話しをしてきましたが、じゃあ私は月の支出を一切増やしていないのかというとそうではありません。
自分が興味を持ったことや、家族のためのこと。
そういったことをおさえてしまうと満足いく暮らしはできません。
他人との比較でなく、自分や家族にとって必要なことにはお金をしっかり使えるということも大切です。
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